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お客様の視点に立つため、自分が買い手であるシーンを思い出してみましょう。売り手のセールストークがとても興味深く納得できる場合もあれば、ただ小うるさいだけでまったく話を聞いていない場合もあると思います。
売り手は売りたい目的を達成するために、お客様に自分が提供するモノやサービスがお客様にいかに役立つか、他社よりいかに優れているか、など、あの手この手のセールストークでアピールしますが、これに対して、お客様がどう思うか、どう対応するかは、お客様の自由であり、そもそも買う目的を持つ必要もありません。
モノやサービスを売買する上で、買う側と売る側の関係性は対等です。ただし、最終的に選択するのは買う側という点で、売買の主役はお客様にあるとみなした方が、ビジネスを考える際は良いプランを考え易い場合が多いです。
ここで考えたいことは、お客様を主役とみなしてコミュニケーションをどう取るか、というテーマです。
自由なお客様を相手に、モノやサービスの良さや価格や役立ち度を一方的に話すとすれば、相手のニーズを引き出せるかどうかを運試ししているようなものです。
お客様のニーズは、最初から明確にあることは少ないです。お客様の購買プロセスは、大概、おおよそこんな感じのものが欲しいが合致するものはないか、と幾つか探した中から一番ふさわしそうなものを選ぶ、というものです。
お客様の興味を引き出し、自分が欲しいものはこれなんだ、と納得してもらうために必要なことは、自分が喋ることではなく、お客様に喋って頂くことです。
「これは良いですよ」と言うより、「こういう良さがありますが、いかがですか?」など、売り手側がお客様の気持ちや判断を断言するのは避け、疑問形でお客様から答えを貰うことが大切です。
たとえ簡単で分かりきった質問でも、あえて聞くことが大切です。ここで話す意図は、お客様の自由な本音を引き出すことであり、主体的に巻き込んでいくことです。 答えに迷う難しい質問をするより、お客様が簡単に答えられる質問を行う方が、お客様がスラスラと喋っているうちに、自然に本音に入っていけたり、または、お客様が気付かなかったニーズに自分自身で辿り着いて頂けることもあります。
売り込みたいために喋りすぎるようでは、売り手が主役になっています。お客様が主役であることを意識し、会話をする際は、疑問形を使ってお客様から答えを貰うように心掛けましょう。
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